紋切り型報道の陥穽

ミャンマー軍とコーカン族反政府勢力との武力衝突は依然続いている。これまでは中国の関与が疑われる程度だったが、一歩踏み込んだ事態が3月8日に起きた。 ミャンマー武力衝突で中国側に着弾(共同通信、2015年3月10日) 日本...

20年目のリユニオン

近くはイラクやアフガニスタン、シリアで顕著だったように、アメリカがある地域紛争である部族や宗派に肩入れして、その結果、大失敗に結びつくのは枚挙にいとまがない。東南アジアでは、ベトナム戦争がそうであり、ラオスを中心とするモ...

タイ人の怒り

日本の新聞にはインタビューもよく載るが、ほとんどは何らかの団体の長や学識者、著名人など、すでにオーソリティーが保障されている人物ばかり。無名ながらuniversal valuesのために戦う人を取り上げることはほとんどな...

Neglected ongoing stories

もしかすると今後、ニュースに頻出する地名となるかもしれないレットパダン(Letpadan)。ミャンマーのヤンゴン北西約130キロにある小さな町だ。ここからニュースを報じた日本メディアはまだないようだが、海外メディアは精力...

新聞の度量

アメリカなどの新聞では、「Op&Ed」と呼ばれるページがある。Opinion & Editorial、つまり日本で言えば社説・解説のページに近いが、Op&Edの品質を誇っている新聞の多くは、優秀な...

タイのSinophobia

タイは中国と地続きなこともあり、日本以上に中国系が社会に浸透し、根付いている。タイの中華料理店に入って麻婆豆腐や空揚げを頼んだら、見事にタイ風にアレンジされたものが出てくることはよくあるほど、混淆している。そんなタイであ...

雌伏したまま?

ミャンマーの有名なKyaiktiyo Pagoda(チャイティヨー・パゴダ)。1日の日テレ系「世界の果てまでイッテQ」でも紹介されていた、今にも落ちそうな金色の岩がある山の寺だ。ここにミャンマー初のケーブルカーを来年に設...