Indiegogoの支援者コメントでも「はよせ~や~」の大合唱となっていたGPD Pocket Ubuntu版デモ。これまで、Windows版はT1(赤ポッチ)、T2(青ポッチ)と順調に来ていたのに比べると、Ubuntu版はサイトのイメージ画像しかなく、確かにBackingした人は不安だったろう。
「5月中には」と言い続けていたGPDが末日になってようやくデモの動画を公開した。
ただ、力が入ったWindows版とは違い、映像が不鮮明であるうえ、1分07秒と短い動画は、単にフォルダをいじっているような内容。説明もキャプションもない。Linuxらしきものが動いていることは確認できるが、様々なアプリを立ち上げている様子だとか、負荷、インストールされているUbuntuの詳細なデータなどは示されていない。
さらにいえば、この動画、すでにBaidu上で公開されていたことがBackerによって2日前に指摘されている。
しかも、スタート直後に見えるこのシーンからすると、
この端末は公開された中で最新のT2ではなく、T1のようだ。電源ボタンに電源マークがなく、Delキーが数字キーの並びにあり、その下にやや大きくBackspaceキーがあるからだ。
Indiegogo上でまだ公式アップデートはないが、これではUbuntu版支援者の渇望にこたえたとは言えないだろう。またコメント欄が荒れる気がする。
追記:公式アップデートが来た。しかし、
Recently, the Ubuntu drive has almost been finished except the power section. We plan to publish the firmware and Independent drive package this weekend.
(ざっくり訳:ようやくUbuntuのドライバーが完成した。電源周りを除いては。今週末にファームウェアとドライバーパッケージを公開する予定だ)
とあり、つまるところ、31日現在ではまだUbuntu版は未完成ということだ。コメント欄では「返金してもらうにはどうしたらいいか」などとの書き込みも見える。本当に6月から、Windows版と同時に出荷できるのだろうか。他人事ながら気になる。