GPD Pocketが届いたら

6月22日、GPDはようやく日本へのGPD Pocket出荷を開始した。間もなく日本のbackerたちの手元に届き、「開梱しました」や「動作報告」が相次ぐだろう。これまでアメリカやヨーロッパ、東南アジアなどに順次出荷されているが、不具合報告も割とある。手元にGPD Pocketが届いて、不具合があったらどうするかまとめてみた。

まずは配送。

  • Ubuntu版に出資したのに、Windows10版が届いた → GPDに連絡して、返送するなりそのまま受領するなりする

次に深刻な状況から。

  • 電源が入らない・チャージされない → 結構な数の報告がある。対処策としては、本体を裏返して見えるネジを外し、ケースを開ける。どうやら、バッテリー周りのコネクタなどがしっかりとはまっていないことが多いらしく、それらが確実に接続されているかを確認する
  • 画面は点灯するがついたり消えたりする・本体を揺らせば画面が点滅する → これも上の原因と同じとみられ、ディプレイ関連のコネクタ周りを確認する

これほど待たされてせっかく届いたのに、電源が入らなかったらそりゃ焦る。けれど、対応策も一応、見出されているので、まずはトライ。

その他の不具合は、

  • ヘッドフォンジャックにイヤホンなどを刺しても音が出ない
  • Wi-Fiで、5Ghzはつかむが2.4Ghzをつかまない
  • ファンがずっと高回転しうるさい
  • YouTubuなどを見ていると、音が映像からどんどんずれてきたり、スキップしたりする

などがある。これらは、各機能のドライバがうまく当たっていないことによるものらしく、ドライバの再導入や、Windows10のクリーンインストールで直ったという報告がある。

ただ、GPDはWindows10のイメージをMegaでダウンロードするよう案内しているが、無料ではダウンロード上限があってできない。そんなわけで、有志がダウンロードリンクを用意してくれている。(とはいえ、「本家」ではないのであくまで自己責任で)

GPD Pocket Windows Drivers and Factory Restore ISO

これ以外では、

  • キーボードの「O」と「P」が逆になっている → GPDが代替部品を送ったらしい

と少し笑えるものもある。

不具合ではないにせよ、多く上げられているのは、Type-C hubも一緒に頼んだbackerたちからで、「これは何かの悪い冗談だろう」というもの。

こうした不満を寄せる人たちは、Indiegogoのページにあったこの写真や、

この写真

が来ると思い込んでいたようだ。確かに、特に1枚目の写真のものが10ドル増しで手に入るなら魅力的だったが、こちらでまとめていた通り、GPDはコメントの中で、写真はあくまで例示であることを示唆しながら、届くものはPD(PowerDelivery)もなく、もっと簡易的なものであることを何度も繰り返していた。

実際に届いたのは、


カードリーダー USB-C/USB-A/Micro-USB Micro OTG USB3.0 3in1 高速転送Type-cハブ マルチカードリーダーSD/SDHC/SDXC/microSD/microSDXC対応 Android/Windows/MacOS用


Type-C カードリーダー TypeC USB microUSB microSD SD マルチカードリーダー スマホ PC SDカード microSDカード カードリーダーライター ER-CCDR ★1000円 ポッキリ 送料無料

こんなイメージのものだったようだ。GPDの写真が美麗すぎて期待していた人もいるかとは思うし、もちろんGPDはミスリーディングしたとも言えるが、ハブ付きを頼んだ人は、あまり期待せずに待った方がいいだろう。

 

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