GPD Pocketを開けば出てくるあの青いポッチ。プロトタイプでは赤だったのだが、製品版になる前に青に変更された経緯がある。
元IBM、現レノボのThinkPadシリーズのトラックポイントの「ロープロファイル」と互換性があり、入手したPocketerらは、このThinkPad版、つまり赤ポッチに交換するのがほぼデフォルトになっている。操作性もずっとよくなるようだから、見栄えのみならず実用上のメリットもある。Pocketのデリバリー直後にはそれを見込んで、Amazonで法外とも思える値段で売る業者も出た。今でも、3個で700円以上の値段をつけた出品が普通にある。
Lenovo ThinkPlus トラックポイント ソフトドームキャップ 互換品 3個セット
これがレノボ公式だと10個入り972円(税込み、送料無料)、つまり1個100円もしない。時間はかかるが、必要な人は公式で買えば良い。時間がかかるのがいやな人は、NTT-Xに同じ値段であるし、こちらの方が即日発送なので到着が早いかもしれない。
しかし。元来へそ曲がりの私には、これほどまでに赤ばかり、青ばかりがおもしろくない。まともに動く機体の入手が遅れて、ポイントキャップの交換でも後手に回ったという悔しさもある。
他の色はないのか。ネットをあさってもあまり情報がない。要は、ThinkPadと互換性があれば流用できるのだが、そもそもキーボード上にポインタがあるメーカーが少ない。あるのは、HPかDell。HPではトラックスティックというらしく、ThinkPadとの比較写真が多くこちらにある。
トラックスティック・キャップ ブルー(2個入り)(ただし欠品中)
決定的になったのはこちら。
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どうやらHP用だと使えそうな感じ。しかし国内サイトにはほとんどブツがない。そんなときはeBay。そこで10個5.5ドルの「黒ポッチ」を見つけ、購入してみた。上から見ると、つぶつぶの大きさと数が違う。
端末側の穴も、縦横は同じようだ。で、換装してみる。
ドーン。いかがでしょうか。若干ひょうきんだったGPD Pocketが、なんだかビジネスっぽく引き締まった感じになった気がするのは手前みそか?いや、なかなかお似合いではないかな。
操作してみたところ、中央部がややへこんでおり指を置きやすくなっていることと、青の素材に比べやや固いことにより、ポインターの動きがさらに早くなった。これだったら赤ポッチと遜色ないかもしれない。
唯一の難点は、ポインター自体の背は青より低いのに、装着するとやや出っ張り、画面に跡が残ること。ボタンで一番高い外枠部分が見事に残っている。
おそらく穴の深さがそれほど深くないからだと思われるが、私はスリープを使っておらず、「ポッチが画面タッチしスリープ解除してしまってバッテリー消費」とはならないこと、画面保護のため、定評あるミヤビックスの「指紋が目立たない 傷修復液晶保護フィルム GPD Pocket 用 OverLay Magic」を使っていることから、実用上の問題がまったくない。また、見た目にも飛び出ているようには見えない。
それよりも、赤乳首・青乳首とは違う「黒乳首」であるという自己満足感と、青より操作性がいいという実用性で大変満足。
しかし残り9個を使い切るまでに、本体側がだめになるかもしれない、というのが最大の悩みどころ。オフ会でもあれば、ほしい人に実費で譲りましょうか。
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