熱しやすく冷めやすい日本のメディアはとうに忘れてしまったかもしれないが、タイで、代理母に12人もの子供を産ませたシゲタ・ミツトキ24歳。
Shigeta wins custody of 3 from his surrogate brood(Coconuts Bangkok、2015年1月30日)
によると、シゲタは「Super Dad」などと呼ばれているらしい。記事では子供12人のうち3人について養育権が認められたと伝えている。また彼とは別に代理母6人もそれぞれの子供について養育権を認めるよう裁判所に訴えている。記事に引用されたバンコク・ポストの記事を読むと、どうやらこの6人はシゲタとは別に自分で育てる意思を持っているようだ。
このCoconuts Bangkokの記事がおもしろいのは以下の記述。
His motivations have remained unclear; Shigeta himself has given many reasons including wanting to create an army of voters to elect him into public office as well as wanting to make them all rich when he dies.
ざっくり訳。(なぜ彼がそんなに子供を作ったかの)理由は不明のままだ。本人は、選挙に勝つだけの人数を作りたかったとか、自分が死んだ後、みんな金持ちにできるようにとか話している
よく新婚さんのボケで、「野球チームができるぐらい」「サッカーチームができるくらい」子供作ります、なんていうのがあるが、選挙に勝つためって、村長選や村議選でも数十人は必要だろう。また、自分が金持ちだとしても、金持ちだから子供をたくさん作って財産を残すというのは逆で、子供がいるから金を残そうという気持ちになるのが自然なのではないのか。
もっといえば、警察が踏み込む前に自分だけ高飛びしておいて、警察の出頭命令にもびびって出てこず、実名と父親の名を報じたメディアに訴訟をお見舞いし、しまいには「子供はオレのもの」と主張する。「どんな頭がそれを考えるんや」と思った方は、引用記事についている顔写真を見てやってください。「ああ〜」となんとなく妙な合点がいくような気がするのは私だけでしょうか。
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