6月10日に約10か月遅れでようやく到着したものの、開封もできなかったMoka Cam Alpha 3をようやく開梱。
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Indiegogoで出資を募っていたのは、FlipとProという2機種だったが、私が出資したのはFlipのほうで、しかも応募ページで突然出てきていた黒。キャンペーンページにも黒の写真がなく、黒色のProから想像するしかなかった。届いた箱のどこにもカラーの表記がなく、Cloudfundingということ、中国ビジネスということから、また苦労するのかと少しドキドキする。
梱包材に包まれていたのに箱がガタガタなのはまあご愛敬。そんなところにまで神経質になる日本人の方がおかしい。
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箱を開けてみると、しっかりと黒色のボディが見える。上に載っていたのは、アルコールワイプ6枚とサンキューレター。カメラ本体は防水ケースの中に入っていた。白い箱はその他の同梱物。
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私が出資したのは、Flip-BundleというPerk。下から、防水ケースに入ったカメラ、Stretch Goal(出資金総額が一定になると与えられるおまけ)のストラップ、マニュアル、バッテリー2個、これまたStretch Goalだったクリーニングクロス、防水ケースにつける固定ねじ、HDMIケーブル、Type-A to Type-CのUSBケーブル、そしてType-C to 3.5 mm 変換アダプターとリモコン。
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まあ、ころんとしてかわいいですわ。黒に、アルファの赤がなんとなくLeicaのカメラを想起させますな。
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上面には中央に赤い点のある撮影ボタンと、同じ大きさのボタン、その間にLEDインジケータが2つ。両端にはストラップホール。
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相対して左側に見えるのは、ストラップホールとスピーカー穴。この穴、放熱を兼ねているかもしれない。
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反対側には、Type-CとmicroHDMI端子。
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底面には、バッテリーとMicroSDカードスロット。あと三脚などに固定できるねじ穴がある。
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上にある無印の丸ボタンは、電源ボタン。設定画面などでは選択肢の切り替えにも使える。同様に赤ぽちのある撮影ボタンはOKボタンも兼ねる。電源投入でLEDの緑が点灯。
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画面の映りは良好。ただ、Indiegogoページのコメント欄にある通り、タッチ感度が悪い。というか、いい時と悪い時があって、またコツがつかめない。右下の歯車アイコンを押せば設定画面に行けるはずだが、すぐ行けるときと何度やってもだめなとき、あきらめようとしたときに触っていないのに切り替わるなどムラがありすぎる。コメント欄でMokacam側は、「乾燥した手ではだめ」などと返答しているが、そういう問題でもなかろう。
もしかしてすぐ貼り付けた画面プロテクターとの相性が悪いのか。しかしアクティブに使う前提のアクションカムで、画面保護しないのも怖い。ファームウェアのアップデートなどで、たとえば電源ボタン2度押しや、電源ボタンと撮影ボタンの同時押しで設定画面に入ることができるようになればいいな。
設定画面への入り方だけが問題。たとえば何もない画面をタップすると照度設定が出てくるが、それは問題なし。またダブルタップで画面が180度回転するが、それも問題なし。右下隅だけが問題。
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そしてこの機種最大のウリ、画面のフリップ。こうすれば自撮りも楽々というわけだ。アクションカムにまで及んだ自撮り需要。前面に小型モニターを用意したDJI Osmo Actionよりも確かに見やすいだろう。
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ただその画面フリップを実現するために、こんなヒンジが必要になった。確か、Mokacamは有楽町ビックカメラでSonyのデジカメなどを見て、参考にしたといっていた。
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そして配線のケーブルがむき出しに。「強度は確保した」とは言っているものの、はてさてどこまで持つことでしょう。あまり自撮りなどせず、普通に使うのが吉でしょう。
これもコメント欄にあるように、ビルド・クオリティもそこそこといったところ。フリップ機構を除けば剛性感もあるけれど、たとえば上面のボタン2つとボディ側とは明らかにもっと狭くできた隙間がある。まあ、DJIやGo Proより安く手に入るものなので、オーバークオリティを求めても仕方ないのはそうだ。
なんとMicroSDを調達し忘れていたので、静止画も動画も撮影できず。それはまた後程。
なんとなくいじりがいがありそうな個性派アクションカム、IndiegogoではIndemand(購入可)状態。まだもう少し在庫はありそうです。