また面白そうなガジェットが、今度はフランスからIndiegogoに登場した。よく、スマホで文字入力をはかどらせるためにBluetooth接続で別にキーボードを用意するというケースがあるが、これはさらにそこに大画面をプラス。一見したところ単なるラップトップPCのようだが、接続したスマホをPC化するという発想で開発されたのがMirabookだ。
単にスマホをつないでいるのではなく、画面に表示されているのは、スマホのアプリを触っているもの。つまり、このPCに見える部分にはCPUやROMなどはなく、トラックパッド付きキーボードとバッテリーと拡張スロットと13.3インチの画面という内容だ。面白いのは、スマホと接続するコード(Type-C)を上の写真でいうと黄色い部分に収納可能という点。この色もカスタマイズできるらしい。
主なスペックはこちら。
さらにユニークなのは、Androidだけではなく、Windows10対応スマホ、さらにはスティックPCやRaspberry Piなども接続して使えるという。
ただし、対応はType-Cかつその端子がDisplayPortをサポートするもの、つまり充電やデータ送受信だけでなく、画面を外部に出力できるものに限られる。ライトニング端子であるところのiPhoneや、マイクロUSBのやや古いスマホ(含むXperia Z5 Premium)は含まれない。ただ、出資総額が一定数を超えた場合の「Stretch Goals」が各種設定されていて、たとえば10万ドルで「ユニバーサルケーブル」、50万ドルで「バックライト付きキーボード」、200万ドルで「タッチスクリーン」などが選べるようになる。この「ユニバーサルケーブル」を使えば、他のアンドロイド系スマホでも利用できるようになるという。
このMirabook、現在、期間限定で180ドルで出資を募っている。以後は199ドル以上で2017年12月出荷予定。市販予定価格は299ドル。本日現在で5万ドルまであと少し。
アルミニウム製のBlackカラーだとか、コンセプトは興味深いが、残念ながらType-Cのスマホを持っていない私は、とりあえず見送る予定。