i-dioチューナー、届きました

V-Lowマルチメディア放送の新サービス「i-dio」を利用するために必要な専用チューナーが9日、届いた。サービス会社「VIP」が1月から5万人を対象とする無料モニターを募集(PDF)しており、それに応募していた。サイトを見るとまだ募集しているから、5万人には依然、達していない模様。

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昔、FMチューナーによってはNHKの1~3チャンネル(関東なら総合と教育、関西なら総合)が受診できるものがあった。その周波数帯が地上波のデジタル化によって空いたため、そこを利用して行うことが想定されているのがV-Lowマルチメディア放送。V-LowとはVHF帯の下のほう、という意味合い。「マルチメディア」なんていう古臭く、しかも胡散臭い名前が使われていることから分かる通り、まったくもって総務省の電波行政のお粗末ぶり、混乱ぶりが表れているのだけれど、タダで使えるならまあ使ってみましょう、というのがモニター応募の動機だった。

その応募には、なぜかDNPの「エルネ」なるサービスに登録する必要があり、それがまず萎える第1歩。チューナーそのものは、ミンティアとかそんなタブレット菓子と大きさはほぼ一緒、高さは2センチ弱といったところ。表に電源ボタンとLEDインジケーター、左側にヘッドフォンジャック、右側にマイクロUSB端子(メス)となっている。充電はここから行うが、そのためのケーブルは添付されておらず自前。チューナーの製造は日本アンテナ。

サービス開始は3月なので、手元に届いたからといって何ができるわけでもないが、スマホで見るためのアプリはすでに公開されていて、その評価がさんざん。なんだかインストールしたくなくなってくる。

とりあえずチューナーの充電を始めるが、説明書には充電に6時間、利用は6時間とあり、「食べた分しか働かない子」のようだ。充電に時間がかかりすぎ、利用時間が短いのは、致命的だと思うのだが、それも本サービスが始まってからみてみるとしよう。

この5万人モニター、サイトでは「第1期」となっていて、それ以後もあるようなニュアンスだが、しかしサービスの中心になっているFM東京は当初、100万台のWi-Fiチューナーを無料でばらまくと言っていた。つまり、モニターが20期まであることになるが、はてさてどうなりますやら。

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