Hub内蔵PCスタンド「Maotoam Pro」着弾…しかし

5月にKickstarterで出資したhub内蔵PCスタンド、Maotoam Proが9月7日に到着した。

中国から、外箱のまま薄いフィルムに包まれて来たためか、外箱のあちこちにダメージが。でもまあ中が大丈夫であれば大丈夫。
同梱物

本体以外に入っていたのは、Type-C to Type-Cのストレートケーブル1本、両端がL字になった短いケーブル1本、そしてマニュアル。極小の文字だけど。

色は「Black」を選択。むしろガングレーの色

土台背面のポート類。上から、Type-Cが2つ、Type-Aが3つ、SDとマイクロSDカードスロット、LANポート、HDMIが2つ、DPが1つ。これ以外に、向かって左側面にType-Cが1つある。/

13inchのMacBook Pro (2016) Thunderbolt3 x 2を置いたところ。13インチでサイズ的にはぴったり。16インチも大丈夫だろうけど、それ以上になるとバランスが悪くなりそう。

造りはしっかりしていて、PCを乗せたからといってぐらつくこともない。反面、角度調整は力を込めないとできない。ただいったん角度を決めればそんなに頻繁に動かすこともないし、ぐらついて不安を感じるよりはまったくよい。

上の写真左に見えているように、ふだん私は、なぜかアマゾンでは売っていないPhilipsの外部モニター279P1/11とPCを接続して使っている。モニターにもType-CやLANコネクターがあってhub的に使えるのだけれど、Maotoamを待っていられなかったため購入したもの。ではMaotoamが期待通りの仕事をするかやってみよう。

現状

MBP ー(Type-C)ー Philips 279P1/11 ー エレコム トラックボールマウス

モニターのハブ機能+Thundebolt3のおかげで、MBPとモニターはType-Cケーブル1本でつながり、有線マウスをモニター側につなぐことで、MPBのポートは1つ空く。

Maotoam導入後

ハブ機能をMaotoamに代替させる。

MBP ー (L字型Type-C) ー Maotoam ー(Type-C) ー Philipsモニター

                  ー (Type-A) ー マウスなど

ところがこれだとモニターが映らない。モニター側には「No Signal」の文字。ケーブルを変えてみたりMBPを再起動したり、考えうることはやってみたが映らない。つまり、Maotoamの背面側内側Type-Cは、映像信号を出力しないということだ。ちなみにその外側にもう一つ、Type-Cがあるがこれは給電のみとMaotoamは最初から断っている。内側はThunderbold 3/4という表記だから映像も出力するはずだが。

Kickstarterのキャンペーンページにある画像

別の画像でMaotoamは、外部モニター3面に出力可能としている。つまり、それは(Thunderbolt3/4としている)Type-C を使うものではなく、HDMI x 2とDPを使っての3面ということのようだ。製品画像でMBPを使っているからType-C経由で映像出力できるようにしているだろう、という淡い期待は見事に打ち砕かれた。

なおかつ、HDMIでPhilipsに繋げたところ、MBPのバッテリーがもりもり減っていった。これではHDMIを使うわけにもいかない。

そして結局、Maotoamは単なるスタンド+データ用ハブとして使うことになった。MBPからはPhilipsモニターへ、MaotoamへとつながるType-Cが2本つながり、ポートはこれで満員。まあ、詐欺とまでは言わないまでも、紛らわしいことこのうえない。

そんな製品を手にしても、また性懲りもなくこんな製品にいそいそと出資する私であった。

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