性懲りも無くクラウドファンディングを渉猟する日々。以前から気になっていたe-inkを使った(=白黒画面の)タブレットで、「Mobiscribe Origin」がIndiegogoに近日登場する。
スペックなど詳細は明らかになっていないが、その前身となる「Mobiscribe」は、6.8インチの画面で、Android 4.4(古〜)、接続端子もMicroUSBと、2020年に常用するには厳しいものだ。それを、Android 8.1、Type-C、そして筐体を白にするのが(現状判明している)主な変更点か。上の写真のスタイラスとの比較から、画面が6.8インチなのは変わりなさそう。元祖MobiscribeがAmazonのkindle Paperwhiteを少し大きくした程度のサイズなので、今回もおそらくそれぐらいになるのでは。
そこで、主な競合製品と比べてみた。といっても、6.8インチで競合するものはなく、近いサイズ感ののもので。
Mobiscribe Origin | Likebook Ares note | Boox Nova3 | |
Dimention | 132 x 175 x 9.8 mm (mobiscribe) | 139 x 197 x 8 mm | 137 x 197.7 x 7.7 mm |
Weight | 227g | 268g | 265g |
RAM+ROM | ?+32 (mobiはRAM 1 GB) | 2+32 | 3+32 |
OTG | ◯ Type-C | ◯ | ◯ Type-C |
MicroSD | ◯ | ◯ up to 128GB | X? |
Battery | 3200mAh | 3150mAh | |
Wifi | b/g/n | 2.4 + 5.0 | |
Display | 7.8 inch 300ppi 1404 x 1872 | ← | |
Earphone | ◯ Type-C | ← | |
CPU | Quadcore 1.8Ghz | Octacore 1.5GHz | Octa |
Microphone | ◯ | ◯ | |
Bluetooth | 4.1 | 5 | |
Light | Adjustable, Warm & Cool | front, CTM | ◯ 寒色・暖色 |
Touch | stylus + capacitibe | ← | |
OS | Android 8.1 | Android 6.0 | Android 10 |
Price | サイト$190、IGG $199 | ¥31,000 / $279 aliexpress | SKTで¥41,800 |
スタイラス、カバー、ペン先3 | スタイラス、ハードカバー、スクリーンフィルム、交換ペン先付き、メーカー保証1年 | 保護フィルム、ケース、ペンチップ | |
2020年12月中旬 | 2019年発売 | 2020年11月中旬 | |
前面にボタンなし | 前面にボタン | ← |
Mobiscribe Originの不明点が多く空欄ばかりのため単純比較はできないものの、スペックで優れているのはBoox Nova3。Likebook Ares Noteは2019年の発売とあって、若干見劣りがする。Mobiscribeはさらに画面を小さく、CPUも落とされているが、やはり価格面では圧倒的に安い。ほぼ読書用でしかないKindle Paperwhiteが2万円ほどだから、「タブレット」で同程度の値段で出る、と見れば買い得なのかもしれない。
Indiegogoのページはこちら。
Mobiscribeのページには「Origin」はどこにも現れていないが、実は隠されたページがこちらにあり、そこから直販で申し込めるようだ。11月いっぱいはIndiegogoより安い190ドル。しかし発送宛先に日本、そして中国や台湾はない。韓国はある。日中では代理店契約などが進められているのかもしれない。まあ、190ドルで買えたとしても、スペックなどもわからない中だから、クラウドファンディング以上に博打になるかもしれないし。