現在市場に出回っている完全ワイヤレスのイヤフォンで、Apt-Xに対応しているものはごくわずか。たとえば、
ERATO Apollo7s アポロ 7s Bluetooth イヤホン 完全ワイヤレイヤホン ブラック
といったものがAmazonで見つかるが、前者は4万円、後者でも1万5000円を楽に超え、気軽に買えるものではない。
そして上位のハイレゾ「Apt-X HD」対応となると皆無。
さらに、低音に有利なダイナミックドライバと、繊細な高音が得意のバランス・アーマチェア(BA)のドライバを双方乗せたハイブリッドも、完全ワイヤレスイヤフォンでは市場にはまだ見あたらない。
音質に大きく影響するこの2つを「初めて」搭載したことに加え、
- アクティブ・ノイズキャンセリング
- 収納ケース兼補助バッテリーケースがQi対応
- 急速充電対応。9分で50%。100%チャージは20分程度
- Bluetooth5.0以上
- AmazonのAIアシスタント、Alexaがビルトイン
- 左右のイヤフォンのタップが別操作に割り当てられている(左2タップでAlexa起動、右2回は音楽のスキップ、など)
- IPX5。耐水耐塵をうたう
- ケースへの出し入れで電源の自動オン・オフ
と、現状考え得る「全部盛り」を狙うイヤフォン「Cue」がIndiegogoに登場した。
現在、販売予定価格229ドルの65%引きSuperEarlyBirdがまだ出資可能で、79ドル(に日本への送料16ドルで計95ドル)。2018年12月の出荷予定。現在は白、黒、赤が可能で、出資総額によっては青とピンクも可能になるようだ。
もちろん、残念な点やリスクがないこともない。
- 当然Indiegogoでの「出資」であり、一般の「購入」ではない
- 同時に複数のスマホなどと接続できるマルチポイント接続に対応していない。同時接続は1台のみ
- てんこ盛り機能はQualcommのチップセットCSR8675に依存するところが大きいため、Qualcomm側事情で出荷が遅れる要素がある
特に2点目は個人的には痛いが、まあそれにも増して利点が多く、またもや出資してしまった。29ドルで出資したPaMuを現在使っているが、やはり音楽用途にはApt-X以上が欲しいと思ってしまうためだ。
SuperEarlyBirdは6月26日昼現在、200件中142件まで埋まっている。これが埋まれば次はEarlyBirdで10ドル高くなる。関心のある人はお早めに。