4月にIndiegogoで出資していたBluetoothイヤホン、PaMuが昨夜届いた。
ワイヤレス・ヘッドフォンの現状最適解か(2018/4/08)
さっそく開封の儀。
中国から小ぶりのパッケージで届いた。まずプチプチ。そして薄い段ボール製の箱。
製品の箱はこんな感じ。両耳部分を結ぶワイヤーがなく、「TRUE WIRELSS」をうたっている。
中の箱をずらすと、プラスチック製のカバーの中に、黒い充電ケースが見える。その下には各種同梱品が収まっていた。
右上から時計回りに、クイックスタート、充電用マイクロUSBケーブルと大、小のイヤーチップ(中は製品にすでについている)、中国語と英語のマニュアル、黄色いのが注意事項。
手で簡単に持てる大きさ。ふた部分はモザイク状に光る加工がされていて、何もないよりは若干の高級感があるか。
充電ケースをロゴを正しい方向に持ったときに向こう正面となる部分にボタンがあり、それを押すとふたがポップアップする。Indiegogoのページでは、滑らかに開くようなCGだったが、実際には「ポン」といきなり開くのが若干興ざめ。支点を中心にふたを回すと、ヘッドセットが見える。
Indiegogoの説明ページではよく分からなかったが、この充電ケースからヘッドセットを取り出すと、自動で電源が入る。両方を取り出せば自動で左右がペアリングする。左がマスターとか。つまり、従来のBleutoothヘッドフォン・イヤフォンで当たり前だった、「ファンクションボタンを押して電源を入れ、ペアリングして」という操作が不要になる。
感心したのは、充電端子にきちんと保護がしてあったこと。なかなか細やかな心遣いではある。黄色い紙では、これを外して充電するよう書かれていた。
開封時で、充電ケースには半分ほどチャージされており、イヤフォン本体の分は分からないが、そのままでも使えるほどではあった。
ケースの充電量は青いLED4つで分かるようになっている。
さて使い心地。
スマートフォンとのペアリングは、設定>Bluetoothから「PaMu」を選ぶだけ。しかし左右両方を認識したのか、Pamuが2つ出てきた。どちらか分からず片方だけ選んだが、問題なく認識、音も出た。
ふだん聴いている中から、Adeleの「Rolling in the deep」。中域に勢いがあり、ベース音が元気だ。反面、バスドラの「ドッ、ドッ」という音が後ろに引っ込んでいる。全体としてはカマボコ型の特性らしい。Adeleの声域には合っており、気持ちよく聴かせてくれる。
反面、同じAdeleの「Skyfall」では、ストリングスが本来はきらびやかなのだが、高音はあまり伸びない。中域を中心に塊感となって出力される印象。
無論、ダイナミックドライバー1機だし、Apt-Xにも対応していないし、そもそも高音質を期待できるスペックでもない。普段使いには十分という感じだ。
それにも増して、左右の接続の安定性、スマホとの接続の持続性、そしてケーブルレスという利便性が素晴らしい。
一方、若干どうかなと思うのは、イヤフォン部分のコントロールがタッチ式のため、イヤフォンの位置を調整しようと不用意にさわると、音楽が止まるなど意図しない動きにつながることもある。また、電源を入れる動作が不要な反面、電源を切りたくてもケースに入れるしかない、というデメリットもある。
総合的に言って、この機能、このデザインで29ドルで買えればいい出資だったと思う。もはやどうでもいいが、Makuakeでは最安で5980円(締め切り済み)、現状6980円で7月出荷。少し英語にチャレンジするだけで、金も時間も節約できるのになあ。
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