権力者のmouthpiece

メディアが最も醜悪である瞬間、それは誤報をした時でも失敗をした時でもない。権力を監視するという使命を忘れて権力者のmouthpieceになってしまった時であり、権力者のmouthpieceであることを存在理由とする時だ。...

日本人に冷たい日本

タイの国家汚職追放委員会(NACC)は24日、2010年のバンコク騒乱で多数の死傷者が出たことに対し、当時の首相アピシットや副首相ステープの責任を追及することを決めた。 汚職制圧委、反政府デモ制圧でアピシット元首相らを訴...

Baby factoryは終わるのか

オーストラリア人夫婦が代理母に産ませた子供の引き取りを拒否したり、日本人男性による「baby factory」とも呼ばれるこういう事件もあったため、タイ立法議会が外国人による「商業的代理母ビジネス」を禁じる法律を制定した...

彭家声という人物

ミャンマー北東部、中国に接し、中国系住民が多いコーカン地方で、ミャンマー政府軍と少数民族グループの戦闘が起きている。2月17日にはテイン・セイン大統領が民政移管後、初めてとなる戒厳令を発令したこともあり、珍しく日本の新聞...

構想力の差

中国の習金平国家主席の著書「Xi Jinping The Governance Of China」が、中国語、英語、フランス語、ロシア語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語に続き、カンボジアの公用語で...

取材すべきもの

以前書いた通り、ミャンマーの学生らが新教育法に反対して行進を行っている。それを取材していたスペインの30歳代のフリー・フォトジャーナリスト2人が国外追放された。 Foreign Journalists Deported ...

デジタル的腐敗

ネット時代の申し子、ネットの権化ともいえるGoogleで副社長を務めており、「インターネットの父」の一人ともされるのVint Cerf(ヴィント・サーフ)が、意外なことに、何でもかんでもデジタルデータである現状に警鐘を鳴...

タイと日本の温度差

日本はとにかく自国の技術力に妄信があるため、原発だ新幹線だと技術輸出に熱心だ。タイのクーデターでシビリアンの首相を追い落とした陸軍司令官のプラユットが暫定首相として初来日しても、最も強く発したメッセージは「民主主義」では...

カンボジアと北朝鮮の絆

先日も書いた通り、国王の座から追われたシアヌーク元国王が頼ったのは、中国であり、そして北朝鮮だった。国王に復帰してからも「療養のため」と称して、よく北京や平壌に滞在した。自分の立場が悪くなると、北京や平壌から帰国しないと...