米紙Washington Postは11日、米共和党の大統領選候補ドナルド・トランプの半生を調べ上げた本を8月23日に出版すると発表した。
The Washington Post to publish biography of Donald Trump
書名は「Trump Revealed」。邦題にすれば「トランプのすべて」ぐらいか。
a comprehensive examination of Trump’s public and private lives to date, from his upbringing in Queens and formative years at the New York Military Academy, to his turbulent careers in real estate and entertainment, to his astonishing rise in the 2016 presidential election.
ざっくり訳)(この本では)現在に至るまでのトランプの公的・私的生活を吟味し、NY市クイーンズでの少年期から自身を形成したNYミリタリー・アカデミーでの日々、不動産や興行事業における波乱の職歴、そして2016年大統領選の候補となるまでを描く。
のだとか。WaPoの編集局長は「かなりの取材力を割いた」と胸を張るが、その割には出版が8月というのは遅すぎる。8月といえば、すでに共和、民主両党の候補が決まり、あとは11月の投票を待つだけの時期。どうせ出すなら、共和党候補が決まる前に出せればいいのだけれど、「選挙戦中に不利な情報を出すのは憚られる」という思惑が働かない米大統領選挙戦。そんなわけはなく、きっといくら著名ジャーナリストを取材に回しても、トランプが台頭してきた時期から出版までかかる時間がそれ相当なのだ、ということなのだろう。